東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)で大きな被害(ひがい)を受けた福島県。福島のさらなる復興(ふっこう)を誓(ちか)い“頑張(がんば)っている姿(すがた)”や“あきらめないことの大切さ”を子どもたちに伝えようと、福島県いわき市の温泉施設(おんせんしせつ)スパリゾートハワイアンズのダンシングチーム「フラガール」が12日、青森市の橋本小学校を訪(おとず)れ「フラガールきづなスクール」と題した出前授業(でまえじゅぎょう)を行いました。フラガールたちは、全国の小学校を回っていて本県に来たのは初めてです。
出前授業には、1〜6年生まで全校児童66人が参加しました。震災の体験談や福島の小学生からのメッセージビデオ上映(じょうえい)など「仲間の大切さ」を学んだほか、3人のフラガールたちによるフラダンス披露(ひろう)やフラガールと一緒(いっしょ)に踊(おど)るダンス体験などを行いました。子どもたちは、フラガールから教えてもらうフラダンスを見よう見まねで楽しそうに踊っていました。
太田(おおた)亜矢乃(あやの)さん(1年)は「初めてフラダンスを見てすごいな〜と思った。踊りはちょっと難(むずか)しかったけど楽しかった」、平山(ひらやま)樹(いつき)くん(3年)は「フラガールのダンスはとても上手だった」、成田(なりた)南乃(なんの)さん(4年)は「踊ることに慣(な)れていないので最初はすごく緊張(きんちょう)したけど、やっていくうちにだんだんと楽しさがわかってきた」とみんなの笑顔(えがお)がいっぱいでした。
子どもたちに向けて、フラガールの工藤(くどう)むつみさん(福島県いわき市出身)は「元気を届(とど)けに来たはずが逆(ぎゃく)に元気をたくさんもらいました。これから生きていくなかで“もうだめだ”とあきらめたくなることもたくさんあると思いますが頑張っていればいつか必ず花は咲(さ)きますよ」とメッセージをくれました。