八戸南部家の歴史について講演する南部光輝氏=東京・銀座

 東奥日報社は19日、「東京経済交流会」を東京・銀座のホテルモントレ銀座で開いた。青森県出身の経済人や学識者、八戸南部家第十六代当主の南部光隆氏ら約50人が出席。光隆氏の弟・光輝氏の講演「八戸南部家の歴史」に耳を傾けた。

 光輝氏は、寛文4(1664)年に誕生、廃藩置県の1871(明治4)年まで207年間続いた八戸藩の歩みなどを詳しく解説した。最後の藩主・南部信順が薩摩島津家からの養子だったことや、戊辰戦争の一つ「野辺地戦争」で津軽藩が盛岡藩領の野辺地に攻め入り、警護していた八戸藩が勝利した際、信順の実家・薩摩島津家の配慮が結果的に八戸藩を救ったことを指摘。「津軽藩は新政府側だったが、信順の奔走と人脈のおかげで新政府の理解を得られた」と語った。

 遠山仁東奥日報社東京支社長は「東京支社は皆さまの支援をいただきつつ、今年92年目を迎えた。お付き合いをさらに広げ、青森県の発展に寄与したい」と感謝。懇親会には光隆氏も駆け付けてあいさつした。出席者は、県南地方と岩手県北を治めた八戸南部家の歩みを本家血筋の人々から聞く貴重な機会を楽しみながら、互いに懇親を深めていた。