これ、何に見えるかな? 県立美術館(びじゅつかん)にある、奈良美智さんの「あおもり犬」を描(えが)いた、巨大(きょだい)なモザイクアートなんです。2700枚(まい)もの絵や写真を貼(は)り合わせてできています。小学生と大学生が力を合わせ、このほど完成しました。5日に青森市の県総合(そうごう)社会教育センターで開かれる「生涯(しょうがい)学習フェ ア2013」で展示(てんじ)されます。
「あおもり県民カレッジ」が主催、青森公立大学などの大学生でつくる団体(だんたい)「LESTA(レスタ)」が協力して企画(きかく)しました。
大学生たちは昨年12月から準備(じゅんび)を開始。県立美術館を通して、奈良さんに許可(きょか)をもらいました。小学生たちは、はがきに絵を描いて応募(おうぼ)。9月7日には社会教育センターに28人が集まって、さらに絵を描いたり、それを貼り合わせる作業をしました。
モザイクアートをよく見ると、一枚(いちまい)一枚はねぶたやリンゴなど、青森県の特色あるものの絵や写真です。白、黒、赤、青など8色で描かれています。中には東奥日報の「福ロウ」を描いてくれた人もいたよ。
泉川小3年の横山羽夢(よこやまわむ)さんは「絵が好きなので、とても楽しかった」、千刈小1年の京屋開土(きょうやかいと)君は「うまく描けた。見に来るのが楽しみ」と話していました。
完成したモザイクアートは縦(たて)4メートル、横5メートル。社会教育センターの入り口ホールの壁(かべ)に飾(かざ)られ、5日のフェスティバルで参加者の皆(みな)さんを出迎(でむか)えます。LESTAの責任者(せきにんしゃ)で青森公立大3年の天間美咲さんたちは「小学生たちはよくがんばりました。皆で見に来てください」と話しています。