理科っておもしろいね! 県内の理科好きの小学6年生と中学1年生60人が17、18の両日、青森市の県総合学校教育(そうごうがっこうきょういく)センターで、実験・観察を通じ、理科のおもしろさを再認識(さいにんしき)しました。
「サイエンス・サマーキャンプ」は、弘前大学や八戸工業大学、青森星空愛好会の協力を得て1泊(ぱく)2日(か)の日程(にってい)で行われました。このうち「自然エネルギーで発電!蓄電(ちくでん)!」では小学生30人が八戸工業大学工学部システム情報(じょうほう)工学科の小玉(こだま)成人(なるひと)准教授(じゅんきょうじゅ)と同部機械情報技術学科の太田勝(おおたまさる)准教授から風力発電の仕組みについて解説(かいせつ)を受けた後、プラスチックコップなどを使いブレード(羽)や発電機などを組み立てミニチュア版(ばん)風力発電機を完成させました。
子どもたちが扇風機(せんぷうき)やうちわで風を吹(ふ)き付けると、取り付けた発光ダイオード(LED)が点灯。子どもたちは「光った、光った」と歓声(かんせい)を上げていました。時敏小学校の齋藤(さいとう)和夢(かずむ)くん(11)は「電気にもなる自然の力は、いろいろな使い道があることが分かりました」と話していた。
中学1年生は、弘前大学農学生命科学部園芸農学科の本多和茂(ほんだかずしげ)准教授と一緒(いっしょ)に10種類の花のつくりと花粉の役割(やくわり)を観察、植物が多様化していく背景(はいけい)を探(さぐ)りました。金木中学校の櫛田つぐみさん(13)は、「植物と花粉を運ぶ昆虫(こんちゅう)の共生関係がおもしろかった。理科に対する興味(きょうみ)が深まりました」と話していました。
夜は、青森星空愛好会の会員から望遠鏡の仕組みを教えてもらったり、プラネタリウム観賞(かんしょう)も行いました。2日目の18日には唾液(だえき)による消化などについて実験を行い、子どもたちは充実(じゅうじつ)した2日間を過(す)ごしました。