花束を手に支持者の拍手に笑顔で応える三村氏(手前)と妻の三千代さん=2日午後8時36分、青森市第二問屋町の事務所

 任期満了に伴う第21回知事選は2日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の三村申吾氏(63)=自民党県連、公明党推薦=が32万9048票を獲得し、県政史上初めてとなる5選を果たした。無所属新人の佐原若子氏(65)は告示まで1カ月を切ってからの出馬表明だったが、10万5466票を得た。一方、投票率は40.08%と過去2番目に低く、2015年の前回(43.85%)を3.77ポイント下回った。三村氏の5期目の任期は29日から4年間。

 戦後の青森県知事として4期を務めたのは、故竹内俊吉氏(在任期間1963~79年)、故北村正哉氏(同79~95年)がいたが、5期目を迎えるのは三村氏が初めて。

 三村氏は昨年11月に出馬表明。自民党は4期目となる前回知事選と同様、今回も党本部の規約により本部推薦ではなく県連推薦とし、公明党や後援会組織を加えた組織戦を展開した。高い知名度を生かして選挙戦を終始リードし、市町村長のほとんどが三村氏支持を表明した。

 野党各党は独自候補の擁立を断念したが、前回選挙に出馬した大竹進氏が共同代表を務める野党系市民団体「市民連合あおもり」が候補者を擁立。立憲民主、国民民主、共産、社民各党の県組織が支援する形を取った。

 当初から三村氏の5選が有力視され、投票率の低下が懸念された中、三村陣営は圧倒的勝利を目指し、「攻めの農林水産業」など4期16年の実績を前面に掲げて訴えた。

 佐原氏は三村氏の多選や国に追随した政治姿勢を批判したほか、社会保障制度の充実、反原発・反核燃、女性の活躍などを掲げ、県政刷新を訴えた。

 立民、国民、共産、社民各党の県組織の幹部らが街頭に立つなど、支援したが、知名度不足を解消しきれなかった。それでも、三村県政への批判票や反自民票の受け皿になった。

 投票は県内953カ所の投票所で午前7時から午後8時まで行われた(78カ所で1~2時間繰り上げ)。開票作業は同8時半から順次始まった。

 ※2日の投票で、三沢市選挙管理委員会が投票用紙を誤って交付、二重投票させるミスがあったため、知事選、三沢市長選、同市議補選の開票結果は、投票者数と、有効投票・無効投票などの合計が一致しない。

青森県知事選
▽有権者数   1,091,511
▽投票者数   437,511
▽投 票 率   40.08%
 
329,048 三村 申吾 63 無現
  105,466 佐原 若子 65 無新