東京都調布市のホールで11日、青森市出身のフリーアナウンサー・山野眞知子さん=世田谷区在住=が舞台朗読の集いを開いた。ライフワークにしている太宰治作品の中から選んだ「故郷」と、森瑤子の「階下の妻」を披露した。

 夫婦の軽妙なやりとりが楽しい「階下の妻」とは対照的に、「故郷」では、妻子を連れて東京から津軽の実家に帰って来た太宰の、微妙な心の動きを表現。

 近年ペアを組んでいる五所川原市出身の津軽三味線奏者・澤田勝仁さん=埼玉県在住=との息もピッタリで、約2時間にわたるステージ後、万雷の拍手に包まれた。