「手仕事が当たり前だった私の母の時代のように、手で何かを創り出す、手仕事の良さを発信したい」

 神奈川県相模原市在住の帽子デザイナー岩元啓子さんは、むつ市(旧大畑町)出身。「手縫いでつくる帽子」教室の生徒は30代から91歳まで約200人に上る。このほど、横浜市の歴史的建造物「エリスマン邸」で、3年ぶりの作品展を開いた。今、取り組んでいるのは、シャツやネクタイ、着物の帯といった古着で作る帽子と、病気で髪が抜けた人のための帽子。「(病気を)隠すというマイナス思考じゃ駄目。かぶって『すてき』と思える帽子じゃなきゃ」