津軽こぎん刺し作家貴田洋子さん=大鰐町出身、埼玉県在住=が、東京・上野の都美術館で開かれた「日本現代工芸美術展」に作品「お岩木山・道案内を。」を出品。夏の夕暮れ時をイメージし、藍色を基調とした背景に神の使いとされる「八咫烏(やたがらす)」が道案内するように飛ぶさまを表現した。

 大きな作品でも下図を作らないのが流儀。「手の向くまま、自由に刺し込んでいくのが楽しいし、計算に縛られない美しさが生まれます」。作品プレートに「津軽こぎん刺し」の表記も。「こぎんが工芸美術の一分野に位置付けられるよう頑張ってきました。こうして芸術として認められるようになったのはうれしいですね」