「目指すは面白おふざけおじさん」とおどけるサイトウさん。円内は相方の上田さん

 ピアノ教室、ヒーローショー、謝罪会見…。そんな日常の場面を、独自の切り口で何ともおかしみのあるコントに展開していくお笑いコンビ「ゾフィー」。2017年、コント日本一を競う「キングオブコント(KOC)」で決勝進出。最近ではテレビのネタ番組で「技巧派コント師」と紹介されるなど、実力派として注目されている。

 ボケ担当の上田航平さん(34)=神奈川県出身=とコンビを組むのが弘前市出身のサイトウナオキさん(39)=本名・斉藤直樹。サイトウさんにはもう一つの顔がある。居酒屋チェーンの社長だ。

 東奥義塾高校在学時からお笑いに興味があった。一方で、鍛冶町でのアルバイトでバーテンダーを経験。「芸人と飲み屋、どっちもやりたい」という野望を抱いた。

 19歳で上京後、飲食店でバイトしながらコンビを組んで浅草の寄席に出演したり、ピン芸人として活動したり。2組目のコンビ解散後、居酒屋の社員に。2014年、店長になったころ、寄席で顔見知りだった上田さんに「コンビを組まないか」と声を掛けられた。

 サイトウさん、既に34歳。「1年やって結果が出なかったら辞めよう」。ところがその年のKOCで準決勝まで進んだ。

 昼間は寄席、夕方から夜中まで居酒屋で働く日々が1~2年続いた。「さすがにしんどい」と、居酒屋は経営側に回った。

 KOCで3年連続準決勝に進み、4年目で念願の決勝へ。フリーで活動していたが、それを機にお笑いコンビ・サンドウィッチマンらが所属する事務所「グレープカンパニー」入り。お笑いに集中できる環境になった。

 と思いきや、東京都町田市などで3店舗を営む居酒屋チェーンの社長業は継続中。「お笑いで頑張って売れて、店も売れて。二つの職に携わっていきたい」と貪欲だ。

 6月30日に事務所の人気芸人が出演するライブ「笑いイチin青森」が青森市のリンクステーションホール青森で開かれ、ゾフィーも出演する。県内で舞台に立つのは初めてで「本当にうれしい。いっぱい来てほしい」。

 夢は全国単独ライブツアー。「そのためにはもっともっと人気者にならないと」。まずは今年のKOCで優勝を狙う。

 ◇ ◇ 

 「笑いイチin青森」は午後1時半~、午後5時~の2回公演。出演はほかにサンドウィッチマン、永野、カミナリ、大鰐町出身のマジシャン如月琉など(変更の場合あり)。前売り4千円、当日4500円。チケットサイトや青森市内のプレイガイドで取り扱い中。