2011年6月創刊(そうかん)のJuniJuniは、今回が100号目。100にちなんで、「100」年という時間と、「100」円の価値(かち)について考えてみましょう。
みなさんもよく知っている、森永製菓(もりながせいか)の「森永ミルクキャラメル」。1913(大正2)年6月10日に今と同じ商品名になり、今年でちょうど100年目に当たります。昔から変わらない天使のマークの黄色い箱は、これまで長い間、子どもたちに親しまれ続けてきました。
キャラメルは今お店で1箱(12粒入り)が100円前後で売られています。でも100年前の値段(ねだん)は10銭(せん)(1円の10分の1)でした。100年間でおよそ千倍になったことが分かります。
もしみなさんが100円玉1枚(まい)を持ってタイムマシンに乗り、100年前に行けたら、キャラメルが千箱買える計算になります。でも、今みなさんが千箱買おうと思ったら、10万円ぐらい必要です。お金の価値も、100年の間に、大きく変化しているんですね。
森永製菓に頼(たの)んで、千箱(1万2千粒(つぶ))のキャラメルを見せてもらいました。その量の多さに、東奥日報のキャラクター・フク助と、森永製菓のご存(ぞん)じキョロちゃんも、びっくりぎょうてん! もし箱を全部縦に積み上げれば85メートル。76メートルのアスパムを超える高さになるよ。
森永製菓では6月10日を「ミルクキャラメルの日」と名付け、世代を超(こ)えて子どものころの懐(なつ)かしい思い出を語り合う日にしてほしい、と広く呼(よ)び掛(か)けています。
同社青森支店長の安井泰祐(やすいやすひろ)さんは「ミルクキャラメルは、県内ではほとんどすべてのお店で置いてくれるぐらい人気があります。これからもみなさんのもとに、しっかりと商品をお届(とど)けします」と話していました。