来年3月で閉校(へいこう)となる黒石市の北陽(ほくよう)小学校(高木(たかき)一則(かずのり)校長、児童数95人)で16日、弘前市の地域(ちいき)活性化(かっせいか)アイドルグループ「りんご娘(むすめ)」の楽曲を手掛(てが)けるミュージシャンの多田(ただ)慎也(しんや)さんと、メンバー4人のうちジョナゴールドさん、彩香(さいか)さんが出前授業(じゅぎょう)「夢(ゆめ)の音楽教室」を行いました。多田さんたちは、りんご娘のオリジナル曲「リンゴのうた」を歌唱指導(しどう)し、子どもたちに「地元に誇(ほこ)りを持とう」と呼(よ)び掛(か)けました。
「この学校で過(す)ごした日々を忘(わす)れず夢を持って歩んでほしい」という学校側の願いと、「音楽で地域の子どもたちに夢と勇気を与(あた)えたい」というりんご娘の所属事務所(しょぞくじむしょ)「リンゴミュージック」の樋川(といかわ)新一(しんいち)社長の思いが一致(いっち)し実現(じつげん)しました。
3人は、子どもたちの大きな拍手(はくしゅ)を受けながら登場。「リンゴのうた」は故郷(こきょう)を愛することや、世界中の人たちが優(やさ)しさで1本のリンゴの木のようにつながることを歌っています。ジョナゴールドさん、彩香さんは「リンゴのうた」を「青森でとれるリンゴのおいしさを全国に、世界に広めようという曲で、私たちも大事に歌っています」と紹介(しょうかい)しました。
子どもたちは「優しい心と笑顔(えがお)で歌って」「リズムに乗って体を動かしながら」「歌詞(かし)の意味を考えて」とアドバイスを受け「リンゴのまちから lala夢よ届(とど)け」と大きな声を合わせました。
6年生の種市(たねいち)麗愛(れいあ)さんは「歌っているときに彩香さんと目が合って本当にうれしかった」と憧(あこが)れのアイドルとの時間を喜んでいました。
北陽小では来年2月に、閉校記念としてりんご娘の講演会(こうえんかい)を予定しています。