天皇譲位に伴う10連休に合わせるように、北国・青森県にもようやく花見の季節がやってきました。全国有数の花見スポット、青森県弘前市の弘前公園の花も満開で行楽客を迎える準備万端。ということで、過日、弘前公園を散策してまいりました。

サクラの花がこんもり

 弘前の桜は、ひとつの花芽からいくつもの花が咲く、幾重にも重なるように咲き誇るボリューム感が魅力。これは、リンゴの剪定方法から生まれました。公式サイトによると、弘前公園は総面積約49万2000平方メートル(約14万9000坪)で、敷地はもともと、藩政時代に弘前藩10万石を治めた津軽家代々の居城の、弘前城が基になっています。

 園内にはソメイヨシノ、シダレザクラなど52種約2600本の桜が植えられています。桜を楽しむポイントで人気なのはまず、弘前城三の丸追手門近くの外堀の桜。ここは散った桜が一面水面を埋め、この数年は花筏がすっかり有名になりました。

 公園内、お城を目指して進んでいくと、杉の大橋を渡って二の丸南門(南内門)近くに、若者に人気の写真スポットが。夜空にぽっかり浮かんだハートマークがすぐ見つかります。

夜空にハートがドーン

 さらに進んで最もメジャーな下乗橋を超えると、お城が見えてきます。初めて見ると「ちっちゃ」って思うかもしれませんが、弘前城天守はもともと五層の大天守を持つ立派なお城。1627年(寛永4年)、天守閣にまさかの落雷があって火災が広がり、熱で真っ赤に燃えた鐘が地下の火薬庫に落下、火薬に引火して大爆発をおこしたと伝えられています。

弘前城。ちっちゃ、とか言わない!

 で、武家諸法度のため新築が許されない中、櫓の改築という名目で作ったのがこれ、とのこと。小さいなりに歴史があるということで、そう思えばなんだか味わい深くないですか?

橋の上から絶景写真が撮れます!

 このほかにも弘前公園には見所がいっぱい。特に夜、カメラを構える人で混雑するのが西堀の春陽橋です。こちら、ライトアップされた桜並木が水面に映り、素晴らしい光景が広がります。

記念撮影する人続出!

 今年は世界的な人気キャラクター、初音ミクから派生した「桜ミク」が公式応援キャラクターになり、公園内のいろいろな場所で見ることができます。今年のまつりは4月20日~5月6日。咲き始めでも満開でも、散ってからでも楽しめる弘前の桜、ぜひ一度見に来ては?(C)