七戸町と東北町でこの春、それまであった小学校を統合(とうごう)して新しい小学校が誕生(たんじょう)しました。それぞれで開校式が行われ、児童たちが新たな歴史の一歩を踏(ふ)み出しました。
天間林小「10校の伝統継ぐ」
七戸町では8日、天間西、天間東小学校を統合した天間林小学校の開校式が行われました。
川村(かわむら)拓己(たくみ)校長はあいさつで「みんなの思いや願いを集め、良い学校になったと家族や地域(ちいき)の人に言ってもらえるような学校づくりをしよう」と呼(よ)び掛(か)けました。
児童会長の6年田中(たなか)絢萌(あやめ)さんが「(統合以前にあった)10校の歴史と伝統(でんとう)を引き継(つ)ぎ、新しい歴史をスタートさせる。困(こま)ったときは助け合い、良い伝統が未来へ続くよう前に向かっていく」と力強く誓(ちか)いの言葉を述(の)べました。最後に全員が新校歌「希望を友に」を元気に披露(ひろう)しました。
東北小「みんなを引っ張る」
東北町では9日、蛯沢(えびさわ)、千曳(ちびき)、水喰(みずはみ)の3小学校を統合した東北小学校の開校式が行われました。
あいさつした高山(たかやま)久光(ひさみつ)校長は「令和2年3月の卒業式では『この子たち、ずっと前から一緒(いっしょ)にいたみたい』と思ってもらえるよう、教職員(きょうしょくいん)一同力を合わせる」と決意を述べました。
続いて児童たちが新校歌「空」を斉唱(せいしょう)。澄(す)んだ歌声を完成したばかりの校舎(こうしゃ)に響(ひび)かせました。
6年生の蛯沢祈莉(いおり)さんは「新しい学校の歴史をつくるのが楽しみ。みんなを引っ張(ぱ)っていく6年生になりたい」と目標を話しました。