夏の参院選や今後の政局について語る有馬氏

 東奥情報懇談会4月例会が17日、青森市の青森国際ホテルで開かれ、政治評論家の有馬晴海氏が「選挙イヤー 今後の政局を読む」と題して講演した。12年に一度、統一地方選と参院選が重なる「亥(い)年選挙」に当たる今年、自民党が苦戦を強いられる「亥年現象」が起こるかどうかについて「今回は当てはまらないのでないか」との見方を示した。

 亥年現象に関して有馬氏は「4月の統一地方選で当選した人は休憩したいと思い、落選した人はその後の参院選で力が入らないから起こる」と解説。今回は亥年現象が起こらない理由として、閣僚や副大臣の辞任や失言が相次いだ問題はあるが、早期に辞任した点に触れ「安倍さんは慎重にやっている。安全運転をしている」と指摘した。

 参院選に合わせた衆参同日選挙については「今のところダブルをしなくても、自民党はある程度の数を維持できる方向性になっている。でも何があるか分からないから、桜田大臣(前五輪相)をすぐに辞めさせた」と話した。

 野党に関しては「少し考え方が違っても、選挙で負けるからといって一緒になる。前回の衆院選では割れたのに、今回の参院選ではまた一緒になろうとしている。くっついたり離れたりではなく、独自のアイデアを出して自民党に対抗するべきだ」と強調した。

 政界の豊富な人脈から得た情報も披露しながら「今の野党はどこも、政権を取れる雰囲気がないのは間違いない」とも語った。