新聞紙でできた本物そっくりのイヌやネコにびっくり-。東奥日報新町ビルNew's(青森市)の開館記念として5月3日に開幕(かいまく)する「めぐる文様-新聞紙から生まれる命」展(てん)に先立ち、作家の一ツ山(ひとつやま)チエさんらによる一般(いっぱん)公開制作(せいさく)が5日始まりました。制作会場の同ビル3階New'sホールには市内から親子連れなど約80人が訪(おとず)れ、新聞紙をねじったり細長く丸めたりして制作を手伝いました。
「おサルさん!」「ネコを作ってみたい!」。会場を訪れた子どもたちは一斉(いっせい)に目を輝(かがや)かせ、作品に顔を近づけました。作家兼(けん)ディレクターの玉井(たまい)富士(とみじ)さんからねじった新聞紙の作り方を教わると、大はしゃぎしながら作業に挑戦(ちょうせん)。あっという間に玉井さんの体が隠(かく)れるほどの量の部材ができ上がりました。
認定(にんてい)こども園ひのき(同市金浜)の古跡(こせき)楓太(ふうた)ちゃん(5)は「(作品の動物たちが)生きているように見える」、長島小1年の三上(みかみ)大裕(だいゆう)君(6)は「毛並(けな)みがきれい」と満面の笑(え)みを見せました。
公開制作は20、21日午後1~4時も行われ、入場無料で来場者が作業を体験できます。5月8日の完成を目指し制作中のアフリカゾウは、成獣(せいじゅう)とほぼ同じ高さ3.5メートル、長さ6メートル、幅(はば)2メートルほどになる予定です。一ツ山さんらは完成間際(まぎわ)には来場者に手伝ってもらい仕上げたいそうです。
展覧会(てんらんかい)は5月3日~6月16日。問い合わせは東奥日報社事業部(電話017-718-1135、平日午前9時~午後5時)へ。