みんな、哺(ほ)乳類(にゅうるい)ってどんな動物のことか知ってるかな? 哺乳類は、お乳(ちち)で子どもを育てる動物のこと。だから、私(わたし)たち「ヒト」もネズミもゾウもイルカも、みんな同じ仲間なんだよ。
そんな海と陸にすんでいる哺乳類をたくさん集めた「大哺乳類展(てん)」が、青森市の県立美術(びじゅつ)館(かん)で開かれています。会場にはいろんな動物の剥製(はくせい)や骨格(こっかく)がずらり。ジャイアントパンダやアフリカゾウ、ホッキョクグマ、マッコウクジラなどが迫力(はくりょく)満点の姿(すがた)で出迎(でむか)えてくれます。動かないからすぐ近くでじっくり見られるし、クジラのヒゲやシカの角に触(さわ)れるコーナーもあるんだ。
動物たちが、どこでどんな暮(く)らしをしているのか、どうしてそんな姿になったのか、骨(ほね)は何個(こ)あるのか…など、いろんなことを学べる工夫がいっぱい。展示(てんじ)を担当した国立科学博物館の山田(やまだ)格(ただす)さんと川田伸一郎(かわだしんいちろう)さんは「まずは実物の魅力(みりょく)を十分に味わって、大きいな、すごいな、と感動したら、家に帰って不思議に思ったところを調べてみるのも面白いと思います」と楽しみ方を教えてくれました。
知っているようで知らない、同じ仲間のこと。見て触って考えて、自分だけの「びっくり」を見つけてみよう!同展は6月9日まで。