軽快(けいかい)な音楽にのって華麗(かれい)に疾走(しっそう)、スピン! 豊田児童(とよだじどう)センター(弘前=ひろさき=市)が、一輪車の技術(ぎじゅつ)・表現力(ひょうげんりょく)を競う全国大会で優勝(ゆうしょう)しました。大きな旗を使ったダイナミックな演技(えんぎ)が、見ている人を驚(おどろ)かせました。
優勝メンバーは豊田児童センターの小学生13人、中学生8人、高校生以上7人の計28人。凝(こ)った衣装(いしょう)と化粧(けしょう)で“変身”し、10分間にわたり多彩(たさい)なパフォーマンスを披露(ひろう)しました。
カラフルな照明の下、ダンスやバレエの表現に一輪車のスピードが加わって迫力(はくりょく)満点! NHK・Eテレ「シャキーン」振(ふ)り付け担当(たんとう)の審査(しんさ)員T−ASADAさんは「芸術(げいじゅつ)的!感動で泣いちゃいました」と絶賛(ぜっさん)し、指導(しどう)した猪股(いのまた)ちひろ監督(かんとく)は「小学生にも厳(きび)しくした。怖(こわ)かったと思う。でも負けずに頑張(がんば)ってくれた」と涙(なみだ)を流して喜びました。
大会は3月に平川市文化センターで開かれました。体育館などのフロア演技とはひと味違(ち)う一輪車の技術と芸術性(せい)に光を当て、子供(こども)たちの成長につなげたいと豊田児童センターの木村笑子(きむらえみこ)代表らの呼(よ)び掛(か)けで2003年に始まりました。
今回は県内外から11チームが出場。県内からは豊田のほか弘前市東部児童センター、平川(ひらかわ)市平賀(ひらか)一輪車クラブ、田舎館(いなかだて)U・Cが出場しました。
豊田の優勝は3年ぶり9回目。田舎館U・Cはアイドルのヒット曲に乗せた元気な舞台(ぶたい)で審査員特別賞に輝(かがや)きました。
※写真はいずれも「2013オールジャパン・ユニダンシング・コンペティション実行委員会」が撮影しました。