青森 伊奈かっぺいさん講演 「雪まろげ」秘話明かす 6月に青森公演

 青森市のリンクステーションホール青森で21日、伊奈かっぺいさんによる「雪まろげを10倍楽しむ講演会」が開かれた。1980(昭和55)年初演の芝居「雪まろげ」は浅虫温泉を舞台とした喜劇で、6月1日に同ホールで青森公演(東奥日報社、東奥日報文化財団、青森朝日放送主催)が行われる。この日は劇中詩を手がけたかっぺいさんが公演の裏話や思い出話を語り、詰めかけた約300人が耳を傾けた。

写真を拡大 「雪まろげ」のパンフレット用に描いたイラストを紹介しながらトークを繰り広げる伊奈かっぺいさん(本社撮影)

 

 

 

 

 

 

 

 「雪まろげ」は俳優森光子さんの代表作の一つ。森さんが亡くなった後も、高畑淳子さん主演により全国各地で上演。ヒロイン夢子の相手役・大吾(的場浩司さん)がつづる方言詩に、かっぺいさんの作品が使用されている。
 原作はNHKドラマなども手がけた脚本家小野田勇さん。80年ごろ、かっぺいさんが出演したテレビ番組「徹子の部屋」を見た小野田さんから直接「芝居に方言詩を使いたい」と連絡があったという。
 「できた原作を見てみたら、ヒロインの相手は『方言詩ばっかり書いていて左遷されたマスコミ人』。まるで“私役”がいたの」。軽妙に語られる裏話に、会場からは「へぇ~」と声が上がった。
 かっぺいさんは「津軽弁を本当に理解できる“ネイティブ”であるわれわれが、地元青森で、生の舞台を楽しめるなんて最高ですよ」と講演を締めくくった。