いざ全国大会へ−。3月28〜30日に東京(とうきょう)都で行われる全国ミニバスケットボール大会に、青森県代表として男子の時敏(じびん)ミニバスクラブスポーツ少年(しょうねん)団(だん)(弘前(ひろさき))、女子の十和田(とわだ)南(みなみ)ミニバスケットボールスポーツ少年団が出場します。晴れの舞台(ぶたい)を前に両チームの選手たちは、「全国制覇(せいは)を目指す」と練習に励(はげ)んでいます。
時敏小児童20人で構成(こうせい)する時敏は、選手の背(せ)の高さとスピードに加え、試合中に全員で声を掛(か)け合(あ)うコミュニケーション力が大きな持ち味。監督(かんとく)の鎌田和也(かまたかずや)さんは「個人(こじん)の能力(のうりょく)が高い子はいないが、“全員バスケ”が自分たちのカラー」と語ります。
全国大会の出場は初めてですが、選手たちは頂点(ちょうてん)目指し気合十分です。身長170センチの主将(しゅしょう)・中田将貴(なかたまさき)君(時敏小6年)は「6年生にとってはこれからの中学校生活に向けて良い経験(けいけん)になる。自分たちの戦いぶりで後輩(こうはい)たちに何か伝えられれば」と闘志(とうし)を見せています。
27年ぶりの全国大会出場となる女子の十和田南は十和田南小の児童28人で構成。連日2時間半の練習に励み、チームワークに磨(みが)きを掛けています。突破(とっぱ)力のある渡辺和恵(わたなべかずえ)さん、高さのある赤坂楓華(あかさかふうか)さん、ロングシュートが武器(ぶき)の小田桐梨那(おだぎりりな)さんの6年生3人を中心に攻守(こうしゅ)にバランスの取れたチームです。
ヘッドコーチの沼田(ぬまた)淳(じゅん)さんは「選手個々の能力が高く、どこからでも得点できるのが強み。練習の成果を出してブロック優勝(ゆうしょう)を目指したい」と話し、主将の渡辺さんは「一試合一試合悔(く)いを残さないように頑張(がんば)る」と健闘を誓(ちか)っていました。