日本の伝統芸術や能、古武道などを多彩に展示・上演する催事が11日、東京・品川プリンスホテルで開かれ、田舎館村出身の染色作家・田澤たか子さん(49)=渋谷区在住=が訪問着と帯を出品した。

 桃山時代から伝わる「辻(つじ)が花染め」の技法で、染料には津軽の野山で自ら採取した木の実、草の根などを使っている。鮮やかな東雲色(しののめいろ)の訪問着を前に「大好きな色なんです。朝日が出た瞬間を感じさせますよね」と語る。高校卒業時から始めた絞り染めは、体力を使う大変な作業。「今年も津軽の野山で染料をいっぱい集めたいです」