大正大学名誉教授で書道団体「西蓮会」を主宰する書家の赤平泰処(たいしょ)さん(70)=弘前市出身、東京都北区在住=はこの秋、自身7回目の個展を銀座の美術館で開いた。昨年末から今年春に手掛けた計83点を並べ、「老境の味わいではなく、しっかりとした力強さを表現できれば」と書に込めた思いを語る。

 弘前高校を卒業後、大正大で本格的に書の道を歩み始めた。個展会場には弘前市出身の詩人・一戸謙三による津軽弁の詩「弘前(しろさき)」の書も展示。「なかなか里帰りの機会がなくて。望郷の念は強くなるばかりです」と笑顔を見せた。