算数、国語、理科…誰(だれ)だって苦手な科目はあるよね。分からない問題を教えたり、進路の相談に乗ったりする塾(じゅく)の先生。「英智個別指導(えいちこべつしどう)スクール青森勝田校(あおもりかったこう)」の相馬郁子(そうまいくこ)さん(31)は、みんなの成績(せいせき)アップのために働いています。
相馬さんは小学生から高校生まで、主に算数・数学や理科、英語を教えています。「個別指導ということもあり、いかに一人一人に合った勉強の仕方を見いだすかが重要ですね」と話します。
「合格(ごうかく)しました!」「成績上がったんです!」と生徒が喜ぶ姿(すがた)を見るのが何よりの喜び。一生懸命(いっしょうけんめい)努力してもなかなか成績が伸(の)びない場合は、一緒(いっしょ)に原因(げんいん)や課題(かだい)を探(さが)して改善(かいぜん)していきます。
ポイントは生徒の話をたくさん聞くこと。自分が話すのは3割(わり)くらいにとどめ、アドバイスは短く的確(てきかく)にするように気を付けています。「たくさん話すうちに、生徒の考えもまとまってきて、すっきりすることが多いんですよ」
教材の準備(じゅんび)や、教室の環境(かんきょう)づくりも大事な仕事です。教室責任者(せきにんしゃ)として、勝田校に通う生徒約100人の勉強の進み具合のチェックをしたり、先生たちのスケジュール管理をします。
また、使い切りカイロ、膝掛(ひざか)け、飲み物などの準備や、教室の雰囲気(ふんいき)が明るくなるように季節ごとの飾(かざ)り付けをするなど、生徒が勉強に励(はげ)みやすい環境づくりも心掛(が)けています。「受験シーズンのこの時期はカウントダウンカレンダーを掲示(けいじ)して意識(いしき)を高めるなどの工夫をしています」
この仕事は「課題を一緒に解決(かいけつ)していくことを楽しめる人に向いていると思いますね」と笑顔で話してくれました。