弘前市出身の画家・小柳吉次さん=東京・練馬区在住=が東京・銀座1丁目のギャラリームサシで個展を開いている。28日まで。

 小柳さんは植物などを精密に描くボタニカルアートの国内第一人者。個展はその世界から少しだけ離れ、リンゴの古木、スギの大木、モンゴルの草原の三つをテーマに30点を展示している。

 50号の「りんごの景」は、たわわに実を付けた生命感あふれるリンゴの古木を明るい色調で描いた。古木を取り上げたことに小柳さんは「古木が少なくなっており、絵に残したいとの気持ちが強まった」と話す。「人物と一緒で生きていく強さをどう表現するか。70歳で永遠のテーマにようやく巡り合えた」と笑顔を見せた。