夢(ゆめ)はプロ選手だ! 青森市のサッカー少年・櫻庭(さくらば)晴人(はると)君(11)が、Jリーグ1部・柏(かしわ)レイソルの下部組織(そしき)である柏レイソルU−12に入団(にゅうだん)しました。櫻庭君は1月下旬(げじゅん)、5年生として通っていた大野(おおの)小学校から千葉(ちば)県柏市の小学校に転校。これからトップレベルの選手を目指してサッカーに専念(せんねん)します。櫻庭君は、「チームに早くなじんで、思い切って頑張(がんば)りたい」と張(は)り切っています。
サッカーを始めたのが幼稚園(ようちえん)の年長のとき。フットサルをしている父・聖司(せいじ)さん(34)の影響(えいきょう)でした。練習を重ねてめきめきと上達、今ではなんと5000回以上のリフティングができるそうです。「ドリブルの切れ味では負けません」と櫻庭君。青森市の少年サッカーチームの青森FCでは中心選手として活躍(かつやく)しました。
柏レイソルU−12の入団テストを受験したのは、「もっと高いレベルのところでやりたい」と思ったから。昨年12月に数回、体力・技術(ぎじゅつ)テストを受け、見事合格(ごうかく)。全国トップレベルのチームへの加入が決まりました。ポジションはミッドフィルダーです。
このチームで頑張(がんば)れば、今後、柏レイソルの中学生世代、高校生世代のチームに進むことができます。ゆくゆくは、Jリーグで戦うトップチームに入ることも夢ではありません。
目標とする選手は、同じ左利きのメッシ選手(バルセロナ)や中村俊輔(なかむらしゅんすけ)選手(横浜(よこはま)F・マリノス)です。櫻庭君は「これからもっと技術を高めたい。疲(つか)れていても守備(しゅび)で貢献(こうけん)できる選手になれれば」と話しています。
母・まゆ子(こ)さん(33)は「努力を忘(わす)れず、自信を持って頑張ってほしいですね」とエールを送っています。