弘前市の中舘庸子さんがこのほど、東京・銀座2丁目の藤屋画廊で、ナイロン製のチュール(薄く透明感のある布)を重ね合わせて作ったタペストリー「チュール・タピ」展を開いた。今年の新制作展の入賞作を中心に「ポインセチア」をテーマとした23点を展示した。

 チュールを何枚も重ね合わせ、ポインセチアの象形を淡い色のグラデーションや奥行きを使って表現。見る角度や光の濃淡によっても趣を変えるよう工夫した。白い壁に映る影も作品に溶け込んでいる。

 中舘さんは「ポインセチアは花にも見え、葉にも見え、表現のしがいがある。次に取り組むテーマは作りながら考えていきたい」と話していた。