青森市出身で東京都在住の鎌田久子さんがこのほど、東京・京橋の千疋屋ギャラリーで「津軽こぎん刺し展」を開いた。

 タペストリーや額、のれん、帯、バッグなど42点を展示。津軽こぎん刺し独特の規則的・抽象的なきめ細かい模様と、ぬくもりのある色彩の作品が並んだ。

 今回は、こぎん刺しの可能性を求めたアートの試みとして、原則を破って幾何学的な曲線を持ち込んだ「動き出す平面」などの作品も展示。

 また、ポンチョやベストなど衣服を初めて紹介。関東各地の12教室で講師を務める鎌田さんは「生活に取り入れて使わないと、こぎし刺しの技術は残っていかないと思う。生活の中で伝統を楽しんでほしい」と話していた。