田老地区を襲った津波の状況を田中さん(右)から聞く参加者

 東奥日報社の女性倶楽部「女子○(ジョシマル)」は3、4日、岩手県宮古市で「震災復興応援ツアー」(サンロード青森協賛)を行った。参加した会員ら20人が、東日本大震災により最大波高19.1メートルを記録し、181人に上る死者・行方不明者が出た同市田老地区で復興の状況を聞き、防災への心構えを学んだ。

 一行は3日朝、バスで青森市を出発し、盛岡市経由で宮古市・道の駅「たろう」潮里ステーションに到着した。地区の元消防分団長で菓子店を経営する田中和七さん(64)は、津波が街をのみ込んだ様子や救助活動の困難さを立体地図などを使いながら解説。流失した店舗や自宅を再建するまでを振り返り「まずは自分の命を守ること。そこから全ての希望が生まれる」と力を込めた。

 参加者は4日、復旧工事が続く三陸海岸の名勝・浄土ケ浜などを見学。青森市の主婦吉田節子さん(67)は「実際に来てみると、被災した人たちが大変な苦労をしたことが良く分かる。支援のために何ができるか、どう自分たちの身を守ればいいか、あらためて考えてみたい」と語った。

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