青森市の彫刻家山口清治さんがこのほど、東京・新宿区のスペースパウゼで個展を開いた。

 山口さんが都内で展示会を開くのは15年ぶり。青森ヒバを使った抽象的な作品16点を展示した。山口さんによると、ヒバは割れやすいため彫刻の材料としては不向きだという。だが、独特のぬくもりと香りに魅了されて20年ほど前から使っている。

 青銅色に塗り、上部を丸くくりぬいた作品は月の満ち欠けを表現。顔の前で手を合わせたような形の彫刻は「祈り」をイメージした。会場には、中泊町の写真家外崎文夫さんが海岸を撮影した作品も並んだ。山口さんは「シンプルなイメージで仕上げた。今後も自分の個展で同郷の人の作品をアピールしていきたい」と語る。