青森市出身の佐藤吉伸さん=千葉県鎌ケ谷市在住=が、このほど東京・上野の上野の森美術館で開催された第38回写実画壇展に出品した。

 写実表現を志す作家が活動する美術団体「写実画壇」の会員ら約110人が出展。佐藤さんの作品「Caに導かれて」は、海岸を散策する親子を幻想的に表現した。消石灰を混ぜた顔料をキャンバスに塗り、表面を磨いて光沢を出すフレスコという技法を使った。

 作品全体に赤を配色、海岸の岩や貝殻、海の色までも現実とはかけ離れ、真っ赤に染めた。佐藤さんは「赤は視覚的に強い色だけど優しい。ある種のチャレンジだった」と語った。