髪(かみ)を切ったりパーマをかけたり、みんなをおしゃれに変身させてくれる美容師(びようし)さん。青森市にある美容院「ensoku.(エンソク)」代表の高橋陽介(たかはしようすけ)さん(35)は「お店に来たお客さんが髪型を気に入ってくれて、にこにこしながら帰るのを見るとうれしいですね」と話します。
美容師の仕事はシャンプー、カット、パーマ、カラー、メークなどたくさんあります。これらを全てできるようになるには、まず、国家試験に合格(ごうかく)しなければなりません。
その後、アシスタントとして先輩(せんぱい)美容師のサポートをしながら、お店で取り決めたシャンプー、カラーなど項目(こうもく)ごとのテストに合格する必要があります。「30項目くらいのテストをクリアして一人前の美容師、スタイリストになれます」と話します。
高橋さんは「初めて美容院に行ったとき、髪を切ってくれた美容師さんがおしゃれでとてもかっこよくて、自分もなりたい」と思いました。
美容師になった後も、お客さんがいない朝早い時間にカットの練習をしたり、どんどん新しくなる技術(ぎじゅつ)を学んだり、自分を高めていくための努力が欠かせません。「大変な部分もありますが、学生のころから通ってくれていたお客さんが結婚(けっこん)したり、子どもが生まれたり、お互(たが)いの成長を感じられるのもやりがいの一つです」と笑顔を見せます。
自分のお店を持つという目標を持ってずっと頑張(がんば)ってきた高橋さんは、2年前に念願のお店をオープンしました。みんなにも「夢(ゆめ)を諦(あきら)めずに、自分が進みたい道に進んでほしい」とメッセージ。
「地元にもっと働く場所を増(ふ)やしたいので、お店を大きくして貢献(こうけん)したいです」と今後の目標を力強く語ってくれました。