お金を預(あず)けたり、借りたりできる銀行は、生活に欠かせない存在(そんざい)です。みなさんの中にも、お正月にもらったお年玉を、預金(よきん)した子もいるかもしれませんね。みちのく銀行は8日、小学生を対象にした「みちぎんキッズスクール 冬休み親子見学会」を開き、子どもたちが銀行の役割(やくわり)やお金の大切さを学びました。
親子見学会は、同銀行が2010年度から、夏休みと冬休みに開いています。今回は青森市を中心に県内の小学生ら19人、保護者(ほごしゃ)12人の計31人が参加しました。
まず、同銀行広報(こうほう)室の貝塚(かいづか)敏(さとし)室長が「お金を預かる、貸(か)す、送る」という銀行の大きな三つの業務(ぎょうむ)や、銀行がもうける仕組みについて、わかりやすく説明しました。
子どもたちは、ブラックライトやルーペを使ってお札を鑑定(かんてい)したり、銀行員のようにお札を数える練習をしたりしました。利用者が大切なものを預けている「貸金庫(かしきんこ)」など、銀行内のさまざまな場所も見学。普段(ふだん)は見ることのない本物の1億(おく)円を持つなどし、大喜びでした。
見学会を終え、青森(あおもり)市沖館(おきだて)小4年の池田玲萌(いけだれもん)さん(10)は「貸金庫の扉(とびら)が厚(あつ)くて、びっくりした。触(さわ)ってみたら、冷たかった」と教えてくれました。
同市新城中央(しんじょうちゅうおう)小1年の疋田修斗(ひきたしゅうと)君(7)は「古いお札とかを初めて見た。おもしろかった」とにっこり。同小3年の工藤心奈(くどうここな)さん(9)は「普段は見られないところをいっぱい見ることができて、勉強になった」と話していました。