十和田湖畔のクラフトショップ「ゆずりは」店長・田中陽子さん(十和田市在住)がこのほど、東京・港区南青山の蔦サロンで「日本の三大刺し子展」を開催した。伝統の技が一堂に会し、会場はぬくもりにあふれた。

 津軽地方の「こぎん刺し」、県南の「菱刺し」、山形県の「庄内刺し子」を五百点以上展示。田中さんが知り合いの工芸作家約十五人に依頼して作品を集めた。

 手作業で丹精込めてつくった帯やバッグ、小物入れ、手ぬぐいなどが並んだ。「刺し子は布を再生するとともに、人の心も再生している」と田中さん。東京で同展を開くのは初めてで「刺し子を現代の暮らしの中で使ってもらえるよう努めたい」と語った。