東奥日報社は21日、東奥日報販売店主会と共催で、青森県内の小学生を対象に実施した企画・第6回「東奥日報の記事でさがそう!まるごと ふるさと青森県」の新聞記事感想文の審査会を、青森市のホテルJALシティ青森で開いた。小学1・2年生、3・4年生、5・6年生の各部門のグランプリに、それぞれ中村瑞希さん(むつ市大平小2年)、佐藤詩菜さん(青森市堤小4年)、鶴谷歩君(青森市長島小5年)を選んだ。親子ペアで東京ディズニーリゾートに招待する。

 新聞に親しみ、地域に関心を持つとともに、記事を教材にして感想・意見を文章にまとめる力を養ってもらうのが狙い。県内40市町村の記事を探し、そのうち一つについて書いた感想文を3部門で募集、計912人が応募した。

 中村さんは、平川市碇ケ関地区で目撃された白いカラスの記事(2018年6月25日付)を読み、「白いカラスってかわいい。飛んでいる写真が天使のように見えた」とつづった。

 青森空襲から73年たった今も約半数の犠牲者の名前が分からないという記事(同年7月28日付)を選んだ佐藤さんは、空襲を経験した祖母の話を交えながら「話を聞く度に胸がいっぱいになる。この世にいなかったことになってしまうよ。早く名簿がいっぱいになるといいな」と記した。

 鶴谷君は見ごろを迎えた田舎館村・田んぼアートの記事(同年7月13日付)について「(田んぼアートのテーマを)村のホームページで募集し、全国のみなさんに投票してもらったら関心が高まるのではないか。アートの米を米粉にし田舎館産のイチゴを使ってスイーツを作り、『食べてもおいしい田んぼアート』とアピールしたらどうだろう」と、さらなる魅力発信へ自身の考えをまとめた。

 優秀賞には北畠顕彦君(青森市浦町小2年)、川野輪真大君(八戸市白鴎小2年)、對馬里菜さん(むつ市大平小4年)、東美聡さん(青森市原別小4年)、竹内莉子さん(青森市横内小6年)、工藤知里さん(同市浦町小6年)の6人を選んだ。

 入選は、蛯名凛桜さん(東北町上北小1年)、早海亘君(青森市莨町小1年)、工藤瑠華さん(同市浪打小4年)、早海光君(同市莨町小4年)、瀬川湧生君(十和田市三本木小3年)、漆戸銀太君(六ケ所村南小5年)、磯島桜さん(八戸市種差小6年)、上野美香さん(五所川原市市浦小6年)の8人が選ばれた。

 熱心に取り組んだ学校に贈る学校賞は、弘前市裾野小、八戸市日計ケ丘小、十和田市三本木小、中泊町中里小など14校を選んだ。応募者全員に参加賞を贈る。

 審査員は「提案性などしっかりした考えが書かれていた」「県内各地のことを広く見てくれている」「学力向上とグローバルな視点を身に付けるために多くの学校に参加してほしい」などと講評や感想を述べた。

 審査員長は県NIE推進協議会会長で弘前大学の郡千寿子副学長、審査員は県小学校長会会長の中谷保美氏(青森市堤小校長)、日本航空青森支店長の安井勝一氏、県教育庁学校教育課指導主事の三橋央尚氏、県PTA連合会理事の一戸祐治氏、東奥日報販売店主会会長の百田忠氏、東奥日報社販売局総務の木村宏氏が務めた。

 入賞者の感想文は3月、東奥日報紙朝刊で紹介する。