青森市浪岡出身の生け花作家・谷口雅邦さん(千葉県)がこのほど、東京・銀座の巷房で綿の実を使った空間作品展「天使の実」を開いた。

 羽衣のようなクロスに綿の実をちりばめた作品は、天使が浮遊しているようだ。ちょっとした風で時折揺れると神秘的な雰囲気に。床一面に大量の綿の実を配置した作品は、「誕生」をイメージし、実がわいて出ている様子を形にした。「ある日綿の実を広げてみたら天使のようで、かわいらしかった。これを使って温かい空間をつくりたかった」と谷口さん。これまでにも植物の種を使った作品を創作しており、「種の持つ生命力や神秘性にひかれている」と話す。