企業の働き方改革などについて持論を述べる小安氏

 東奥情報懇談会は19日、青森市の青森国際ホテルで2月例会を開き、女性のキャリア形成支援などを手掛ける「Will Lab」代表取締役の小安美和氏(47)が「これからの働き方改革」と題して講演した。小安氏は、超少子高齢化社会の中で企業が持続、成長するには、柔軟な労務環境のもとで女性やシニア層を積極的に登用することが大切-などと説いた。

 小安氏は、企業が将来の事業計画を構築するために着目すべき点として(1)人口(2)テクノロジー(3)価値観の3項目に言及。人口増が見込めない時代では、育児など労務環境の制約などから働けない女性やシニア層を登用したり、一部業務を人工知能(AI)に移管することなどが業務の効率化につながる-と指摘した。

 また、仕事より生活を重視する若手など、世代によって就業への価値観が異なる点に触れ「さまざまな世代の人をどうやって生かすかが一番のアジェンダ(検討課題)になっている」などと述べた。

 「さまざまな属性にとって働きやすい職場とは何か-という観点で働き方改革を進めていただくのが一番伝えたいこと」と小安氏。全従業員を対象にした時間休制度などの活用や、業務を可視化、細分化した上で短時間でも働ける人材募集の在り方に触れたほか、一企業という枠を超え、各企業、地域が連携する形で人材育成を進める必要性も訴えた。