佐井村出身の服飾デザイナー鹿島桃子さん=福井県越前町在住=がこのほど、東京・銀座のアートギャラリー銀座で企画展「柿渋染・東北刺し子創作衣」を開いた。古着を再生させたぬくもりのある作品が並んだ。

 鹿島さんは十年前から刺し子創作に取り組んでおり、銀座での個展開催は二回目。明治、大正、昭和初期の着物や蚊帳(かや)などを使って、コート、ジャケット、ベストなどを創作した。

 佐井村消防団の消防着がジャケットに生まれ変わったり、大正時代の丹前(たんぜん)からコートを作るなどユニークな作品も目立った。鹿島さんは「古着は丈夫で温かみがある。先人の思いを新しい形でよみがえらせた」と話していた。