アンコウの「雪中切り」に見入る落合シェフ(中)と福田さん(右)=16日午後2時50分ごろ、風間浦村の下風呂漁港

 東奥日報社は15~17日の日程で、下北半島エリア6市町村の食の豊かさを首都圏にアピールするため、東京都から著名人2人を招き下北体験ツアーを開催している。参加者は東京・銀座のイタリア料理店「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」の落合務シェフ(71)と、写真家の福田栄美子さん(44)。16日は佐井村、大間町、風間浦村を視察し、新鮮なミズダコ、マグロ、アンコウなどに感嘆の声を上げた。

 風間浦村の駒嶺商店(駒嶺剛一社長)では、いけすの中の生きたアンコウや、出荷処理の様子を見学。下風呂漁港では、地元で旅館を経営する佐賀敏一さん(71)が雪の上でアンコウをさばく伝統の「雪中切り」を披露した。

 福田さんは「寒いので、魚が傷みにくいですね」と感心した様子。落合シェフは「刺し身で食べられると聞いて興味が湧いた。(下北の食材は)厳しい寒さの中で取れるので、かなりありがたみがある」と語った。

 ツアーの模様は落合シェフ、福田さんがそれぞれのブログ、会員制交流サイト(SNS)などで発信している。また東奥日報も1月下旬発行のタブロイド新聞に掲載する。一行は17日、むつ市、東通村、横浜町を視察する予定。

 ツアーは、東京電力ホールディングス、リサイクル燃料貯蔵、電源開発の協賛で展開している「下北半島魅力発信事業」の一環。2月には都内の飲食店15店で、6市町村の食材を使った期間限定メニューを提供するフェアも開く。