完成した東奥日報新町ビル「New's ニューズTO-O」=14日午前、青森市新町2丁目

 東奥日報社が青森市新町2丁目に2016年12月から建設を進めていた東奥日報新町ビル「New's ニューズTO-O(トーオー)」が完成し、14日、同所で竣工(しゅんこう)式が行われた。ビルは東奥日報創刊130周年記念事業の中核で4月オープン。多目的催事場とコワーキングスペース(共有オフィス)などを設置し、新たな地域の情報・文化発信拠点を目指す。

 竣工式には、東奥日報社本社・関連会社、工事関係者、地域関係者ら約100人が出席。神事に続き、東奥日報社の塩越隆雄社長が「青森県、あるいはふるさとを考えるとき、一番根底にあるのが文化。東奥日報の歴史とブランドをもってこの地でいろんなことを積極的に展開して、青森市、県内に大きな影響を与えられれば」と語った。

 鉄骨造り5階建て、延べ床面積約1万2千平方メートルの新町ビルの場所は、東奥日報社がかつて本社を構えた「発祥の地」。県庁など官公庁や中心商店街に近い。

 3階の多目的催事場「New'sホール」は広さ約1500平方メートル、天井高5メートル。可動間仕切りで大小五つに分割でき、間仕切りを収納して隣接のホワイエと一体的に利用すれば約1700平方メートルの大空間となる。音響設備や組み立て式ステージ等を備え、美術品の展示や会議、イベント会場などさまざまな用途に対応。本社事業局(東奥日報文化財団)などによる事業を実施するほか、一般にも貸し出し、県民の文化活動を支援する。

 2階にはコワーキングスペースや貸会議室、キッチンスタジオで構成する「seven C's」を開設。印刷・コピーの複合機や電子ホワイトボードなどは包括的連携協定を結んでいるリコージャパンの協力を得て最新鋭の事務用機器を配置。東奥日報のデータベース検索サービスも利用できる。固定的なオフィスに拘束されず、移動先などでの仕事を可能とする空間として、起業家やビジネスマン、学生らが集まる新たなオフィス環境を創出する。

 2階にはカフェもオープン予定。73台を収容する1階の屋内有料駐車場は既にオープンしている。