「ハッピィ」のポーズで笑顔を見せるあべこうじさん(左)と、ときさん。あべさんは4人を見守り続ける芸能界の先輩の1人だ=2018年12月1日、ABA青森朝日放送

 りんご娘の4人の周りにはいつも、彼女たちに温かいまなざしを注ぐ先輩や家族たちがいる。

 「若い人たちと切磋琢磨(せっさたくま)できるのは最高。一緒に仕事をしていると、こちらまで若さをもらう」というのは、歌手の黒石八郎さん(68)。王林さん、ときさんとATV青森テレビの「いいふるさと、いい話見つけた(いいふる)」で長く共演している。「若い女の子たちでありながら、あの独特のふわっとした雰囲気があるから、年を取った人にもメゴ(かわい)がられる」と、お茶の間でおなじみそのままの、津軽弁の語り口で期待を寄せる。

 「今が一番いろいろなものを吸収できるいいとき。だからこそ、先ばかり見るのではなく、その時その時のものを体にしみ込ませながら、ひとつひとつ、マデ(真丁寧)に仕事をすれば大成すると思うし、そんな姿を見た人たちは、必ず声をかけたくなると思う」とエールを送った。

 ABA青森朝日放送の情報番組「ハッピー」で4人と共演するのは、タレントのあべこうじさん(43)。りんご娘15周年の際は、「りんごのね。」「ぐぐっ」「好きみたい」の3曲を提供するなど、彼女たちをもり立てた。6日に都内で行われたライブに、妻でタレントの高橋愛さんとサプライズで応援に姿を見せ、4人を感激させた。

 「夢を持っているのに、それをどこに向ければいいのか分からない地方の若い人たちも多いと思う。りんご娘は、地方から全国、そして世界へ出て行くためのアピールポイントを持っていると思う」と、地方からの情報発信のヒントとみる。

 「基本的に過去はどうでもいいし、あまり未来ばかり見ていても今の自分がいなくなる。結果に一喜一憂せず、今の流れをつかみながら、自分が思うハッピーを信じて進んでほしい。人生はずっと続くんだから」。くしくも、八郎さんと似たような言葉を4人に贈った。

 現在高校3年生のジョナゴールドさんの母(44)は「娘が中学に上がるころ、(所属プロダクション『リンゴミュージック』代表の)樋川新一さんの所に自動車を買いに行ったらたまたま声を掛けられて、AKB48に憧れていた娘は『やります!』と即答。親としては、本人がやりたいことは、できるところまでやらせてあげたいですね」。調理師の仕事の合間、リンゴミュージックの事務所と自宅との送迎などで娘を支える。

 「りんご娘の活動を通して、どうやったら自分の目標がかなえられるかを順序立てて考えられるようになったようです」。芸能界という大人の社会の中で、同年代より早く表舞台に立ち、日々成長していく娘。「一人でできないこともまだたくさんある。でも、なんだか一気に大人になってしまったような気がしますね」。ちょっと寂しそうに笑った。