人見絹枝の墓前で手を合わせる中村勘九郎さん

 2019年のNHK大河ドラマ「いだてん」で主演を務める歌舞伎俳優・中村勘九郎さん(37)が6日、青森県八戸市十一日町の本覚寺を訪れ、日本人女性初の五輪メダリスト人見絹枝(1907~31年)の墓前で手を合わせた。

 「いだてん」は、日本が初めて参加した1912年のストックホルム五輪から64年の東京五輪開催までを中心とした時代を描くドラマ。勘九郎さんは五輪に初参加した日本人の一人で、「日本マラソンの父」と称される金栗四三(1891~1983年)を演じる。

 人見は1928年のアムステルダム五輪で銀メダルを獲得するなど日本の女子陸上選手の先駆けとして活躍。勘九郎さんは墓に献花して静かに手を合わせ、人見の功績に思いをはせた。

 勘九郎さんは「スポーツに命を懸けていたであろう人見さんに『いだてんを見守ってほしい』とお願いした。子どもから大人まで多くの人がドラマを見て、温かい気持ちになってくれたらうれしい」と話した。

 ドラマ初回放送の6日は八戸市公民館で勘九郎さんらによるトークイベントとパブリックビューイングが開かれ、約400人の市民が参加した。