太宰の小説「津軽」の鯛事件について調べて回った牧野さん
丸山旅館でお手伝いとして働いていた左んこさん(牧野さん提供)

 「私はそれを一尾の原形のままで焼いてもらって、そうしてそれを大皿に載せて眺めたかったのである。(中略)いま思い出しても、あの鯛は、くやしい」-。青森県の文豪・太宰治の小説「津軽」の一こま。太宰が丸焼きで頼んだ大きなタイを切り身にされ、へそを曲げてしまった「鯛事件」だ。太宰のタイを切ったのは誰か。このほど、元三厩村役場総務課職員だった外ケ浜町三厩の牧野和香子さん(67)が1年に及ぶ独自調査を行い、ついに調理人を探し当てた。

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