七戸(しちのへ)町の天間舘(てんまだて)中学校2年生の鳥谷部晃太(とりやべこうた)君(14)=三沢(みさわ)市・小田切(おだぎり)レーシング所属(しょぞく)=が、8月5日に宮城(みやぎ)県内で開催(かいさい)された国内アマチュア最高峰(さいこうほう)のレース「MFJモトクロス全国大会」に出場し、16歳(さい)未満を対象とした「ジュニア85クラス」で5位に入賞しました。将来(しょうらい)はモトクロスの本場・米国での活躍(かつやく)を夢見(ゆめみ)て、日々の練習に励(はげ)んでいます。
モトクロス競技(きょうぎ)はジャンプやカーブのあるコースを専用(せんよう)バイクで走り、順位を競う激(はげ)しいスポーツです。“モータースポーツの格闘技(かくとうぎ)”とも呼(よ)ばれています。
3歳からモトクロスを始めた鳥谷部君は、今年に入ってからの東北選手権(せんしゅけん)第1〜3戦でいずれも優勝し、東北では敵(てき)無しです。また、2008年、09年と2年連続全国大会で準優勝(じゅんゆうしょう)するなど、実力は国内トップクラスです。8月の全国大会では初優勝を目指していましたが「スタート時点で前に出ることができなかった」と悔(くや)しそう。
今後の目標は、高校生のうちに国内プロデビューを果たすこと。米国留学(りゅうがく)も視野(しや)に入れています。10年に米国で開かれたアマチュア最高峰のレース「ワールドミニグランプリ」で、世界各国のトップレベルの選手が参戦した中で最高8位に入ったことも、大きな自信につながっています。
学校が終わった後、毎日のトレーニングを欠かさない鳥谷部君は「一つ一つの練習をしっかりやり、いずれはアメリカで活躍したい」と張(は)り切っています。