外ケ浜町蟹田駅付近の桜町踏切。主人公たちが乗った列車が通過するシーンがある
正法院住職の高木融道さん。青森県を舞台にした映画のDVDや漫画なども展示している
今別駅の待合室。出るとすぐ、劇中でヒロインが歩いた線路がある
奥津軽いまべつ駅では午前9時から午後4時半まで、待合室やホームで「雲のむこう-」メインテーマを流している

 土砂降りの青森駅前、明け方の階段国道-。2016年のアニメ映画「君の名は。」などで知られる新海誠(しんかいまこと)監督の04年の長編作品「雲のむこう、約束の場所」。津軽海峡に国境線が引かれた架空の世界を描いたこの作品は、青森市のほか外ケ浜町、今別町、蓬田村など上磯地域のJR津軽線沿線が主な舞台だ。沿線自治体や地元住民は、県立美術館で開かれている「新海誠展」(9日まで)に合わせ、改めて「聖地」をアピールしようと、積極的に情報発信している。

 「何回映画を見返しても、『おお~』と思いますよ」。今別町企画財政課課長補佐の太田和泉(いずみ)さん(43)は声を弾ませた。劇中で主人公やヒロインが通う中学校の最寄り駅のデザインに、今別駅のホームや改札が登場。かつて駅前にあった商店や看板なども再現されている。太田さんは「今はもう無いが、駅前のバス回転場所の看板なんて、字体まで全く同じだった。その前で遊んだりしていた地元民からすると、うれしいなんてもんじゃない」と話す。

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