青森県むつ市は1日、民間医療機関による新型コロナウイルスの電話診療を、今月上旬にも開始すると発表した。対象となるのは、陽性者または「みなし陽性者」(検査せず症状などから医師が感染したと判断)の中で、むつ保健所が重症化リスクが低いと判断した自宅療養者のうち、医師の診察を望む人。

 市によると、現時点でむつ下北地域の18の医療機関が参加予定。電話診療で医師が投薬治療が必要と判断した場合は、処方薬を自宅に届ける。配達方法については検討中。

 同市ではこれまで、新型コロナ診療は同市のむつ総合病院のみで行っていた。民間医療機関の協力を得ることで、今後、感染が急速に拡大した場合でも診療・治療ができる体制を構築するとともに、むつ病院の負担も軽減する。

 1日、市役所で記者会見した宮下宗一郎市長は「診療の裾野が民間に広がることで、新型コロナ対応が地域全体でできるようになる」と語った。