青森県は29日、県内で新たに1396人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。検査せず症状などから医師が感染したと判断する「みなし陽性」78人も含む県内感染者数は1474人。弘前保健所管内の70代男性1人が28日に死亡し、感染者の死亡は累計138人となった。県は感染状況評価をレベル2(警戒を強化すべきレベル)に据え置いているが、県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「新型コロナ医療も、新型コロナ以外の一般医療も厳しくなっている」と警戒感を示した。

 検査で陽性が判明した1396人は居住地別に、八戸市437人、弘前保健所管内266人、青森市223人、上十三保健所管内212人、三戸地方保健所管内101人、五所川原保健所管内73人、むつ保健所管内59人、東地方保健所管内21人、県外4人。1082人の感染経路が分かっていない。

 29日現在の入院者数は前日から8人減り232人。県の確保病床458床に対する使用率は50.7%に下がった。

 県がレベル分類の目安とする各種指標のうち、1週間当たりの新規陽性者数(20~26日)は8282人。27日現在で療養者数が1万1568人、自宅療養者と療養等調整者数の合計が1万1141人となるなど、複数の指標がレベル3(対策を強化すべきレベル)相当に達している。

 大西医師は「各圏域とも医療機関が非常に努力して医療を回している」としつつ、「新型コロナ診療に人員など一定の医療資源を割くと、一般医療に影響が跳ね返る。感染者数が増えると、少し遅れて病床が厳しくなる。全く油断できない」と話した。

 感染状況の見通しについては「夏休みに入って10歳未満や10代は感染者数の割合が下がってきた一方、そのほかの年代は多くなっている。各地の夏祭りもあり、8月前半はまだ増える可能性がかなり高い」との認識を示した。

 県はこのほか、27日に公表した2人の感染確認を取り下げると発表した。25~26日公表の感染者と重複して数えていた。

 県内の感染確認の累計は8万6379人となった。