12日に終わったロンドン五輪。日本勢(ぜい)の活(かつ)躍(やく)に、みんなも興奮(こうふん)、感動したよね。日本選手が獲得(かくとく)したメダルの数は金、銀、銅(どう)を合わせ38個で、過去最高でした。そのうち金メダルを獲得した選手は7人で、選手の出身地を調べると、青森県が2人でトップでした。また、個人(こじん)種目のメダル獲得選手28人のうち青森県出身は3人で、これまた単独(たんどく)で1位でした。青森県ってスポーツ王国なんだね。
ロンドン五輪で金メダルに輝(かがや)いた日本選手は、レスリング女子の伊(い)調馨(ちょうかおり)選手(八戸市出身)、小原日登美(おばらひとみ)選手(同)、吉田沙保里(よしださおり)選手(三重(みえ)県)。柔(じゅう)道(どう)女子の松本薫(まつもとかおり)選手(石川(いしかわ)県)、ボクシング男子の村田(むらた)諒太(りょうた)選手(奈良(なら)県)、レスリング男子の米満達弘(よねみつたつひろ)選手(山梨(やまなし)県)、体操男子の内村(うちむら)航平(こうへい)選手(長崎(ながさき)県)の7人です。出身地をみると、2人いるのは青森県だけです。
また、個人種目のメダル獲得者は全部で28人います。青森県は、アーチェリー男子で銀メダルを手にした古川高晴(ふるかわたかはる)選手(青森市出身)を加え3人でトップです。埼玉(さいたま)県、栃(とち)木(ぎ)県、大阪(おおさか)府が2人で、あとは1人だけです。東北では青森県だけで、東京都出身者はゼロでした。ちょっとびっくりですね。
青森県出身者ではないですが、青森山田中や青森山田高で一生懸(けん)命(めい)練習して、銀メダルを獲得した選手もいます。バドミントン女子ダブルスの藤井瑞希(ふじいみずき)選手と垣岩令佳(かきいわれいか)選手、卓球女子団体(だんたい)の福原愛(ふくはらあい)選手がそうです。
では、過去の五輪で、青森県出身の金メダリストはいるのでしょうか?
もちろんいます。1984年のロサンゼルス五輪、88年のソウル五輪で、柔道男子の斉藤(さいとう)仁(ひとし)選手(青森市出身)が連続金メダルに輝いています。また、伊調馨選手は、2004年アテネ五輪、08年北京五輪でも金メダルを手にしており、今回が3個(こ)目の金メダルでした。
みんなも、一生懸命練習して、先輩(せんぱい)たちに続いて五輪を目指してください。青森県で頑(がん)張(ば)れば金メダルも夢(ゆめ)じゃないぞ!