青森県は19日、県内で新たに680人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。7月の感染確認累計は同日現在で1万173人となり、1万人を超えた。入院中の感染者は215人で、2月28日の213人を上回り過去最多に。県は、感染者が急増している八戸市や周辺を含む圏域の医療提供体制が厳しくなっているとしつつ、「必要な患者は入院できる状況」との認識を示した。

 検査で陽性が判明した680人のうち、八戸市は443人で過去最多を更新。このほか青森市84人、三戸地方保健所管内48人、上十三保健所管内36人、五所川原保健所管内33人、弘前保健所管内23人、むつ保健所管内11人、東地方保健所管内1人、県外1人。半数を超える393人は感染経路が分かっていない。検査せず、症状などから医師が感染したと判断する「みなし陽性」16人も含む県内感染者数は696人となった。

 県全体の入院者数は前日から21人増えた。県によると、16日公表の青森市民病院クラスター(感染者集団)や、これまでの高齢者施設クラスター関連で新たに入院療養となった患者が多いという。県の確保病床457床に対する使用率は47.0%に上がった。

 八戸市の入院者数は前日より7人増え69人、市内の医療機関の病床使用率は60%台後半に上る。同市と三戸管内を含めた八戸地域保健医療圏の病床使用率も、60%台となっている。

 県が19日に発表した新規クラスター4件は、いずれも入所型高齢者施設で発生した。五所川原管内の1件目の施設では30~80代以上男女8人、2件目は20~80代以上男女7人が感染した。青森市の施設の感染者は30~80代以上男女10人。八戸市の施設では、20~80代以上男女計9人の感染が判明した。クラスター4件とも70代・80代以上の高齢者が半数以上を占めている。