アール・ヌーボーを代表するチェコ出身の画家アルフォンス・ミュシャ(1860~1939年)の作品を集めた「アルフォンス・ミュシャ展~アール・ヌーヴォーの華、スラヴの魂」(東奥日報社・東奥日報文化財団主催)が9日、青森市の東奥日報新町ビル3階New’sホールで開幕した。時代の最先端を走ったグラフィックデザイナーでイラストレーター、祖国を愛した国民画家と、多彩な顔を持つミュシャの世界に来場者が魅了された。

 流麗な植物文様で装飾され、華麗でどこかはかなげな女性像は「ミュシャ・スタイル」と呼ばれる。会場には、ミュシャが一躍脚光を浴びるきっかけとなった、フランスの女優サラ・ベルナールの演劇ポスター「ジスモンダ」をはじめ、室内に飾る装飾パネル、お菓子のパッケージ、本の挿絵、祖国でデザインを手がけた紙幣など約500点が並ぶ。
 青森明の星高校1年の内藤夢宇さん、庄司楓さんは「線の滑らかさだけでなく細かな装飾文様や豊かな色彩など、ミュシャの多才ぶりに驚かされてばかり」と目を輝かせた。展示作品の撮影も可能(三脚、フラッシュの使用は禁止)とあって、スマホなどで写真を撮る姿も。八戸市の早野七聖さん(26)は「伏せた目や手足の先まで繊細で美しい。気に入った作品をインスタグラムで紹介したい」と話していた。
  会期は8月28日まで。開館は午前10時~午後6時(入館は午後5時半まで)。観覧料は一般・大学生1400円、高校・中学生千円、小学生以下無料。