青森県は9日、県内で新たに493人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。前週(2日)の1.8倍に増え、感染確認は8日連続で前週の同じ曜日を上回っている。三戸地方保健所管内の感染確認は過去最多の93人に上った。新規クラスター(感染者集団)は三戸管内で3件、青森市と上十三保健所管内でそれぞれ1件、合わせて5件発生した。

 検査で陽性が判明した493人の居住地別内訳は三戸管内のほかに、八戸市167人、青森市75人、上十三保健所管内57人、弘前保健所管内44人、五所川原保健所管内43人、むつ保健所管内14人。半数超の272人は、感染経路が分かっていない。検査せず症状などから医師が感染したと判断する「みなし陽性」7人も合わせた県内感染者数は500人となった。三戸管内の感染状況は、生活圏が近い八戸市の感染拡大の影響を受けているとみられる。

 三戸管内の新規クラスター3件のうち、小学校クラスターでは10歳未満と10代合わせて17人が感染した。感染者は複数の学年にまたがり、学校外のスポーツ活動の参加者が含まれているという。関連も含む感染者数は23人。

 同管内の保育施設クラスターでは、10歳未満10人、関連も含め14人の感染が判明した。同管内の職場クラスターは、職場関係者の20~50代男女10人の感染が確認されている。

 上十三管内の医療機関クラスターは、20~60代男女15人が感染。十和田市立中央病院は、同病院がクラスター認定を受けたと明らかにした。新たに感染を発表した産婦人科の60代男性医師を含め、7~8日に医師や臨床実習中の弘前大学学生ら計15人の感染が確認された。現時点で、クラスターに関連した患者の感染は確認されていないという。同病院は、一部診療科の新規患者の受け入れを制限し、救急車の受け入れは基本的に停止している。

 青森市のクラスターは、入所型高齢者施設で発生。40~80代以上女性7人が感染した。うち、70代と80代以上の感染者が5人となっている。職員や利用者ら19人の検査を終えている。

 県内の入院者数は前日から13人増え94人。県の確保病床457床に対する使用率は20.6%に上がった。