安倍元首相の死亡を伝える東奥日報号外を受け取る市民=8日午後6時59分、青森市新町

 東奥日報社は8日午後、安倍晋三元首相が奈良市での街頭演説中に銃撃され死亡したことを知らせる号外を約3千部発行した。青森市新町の街頭で配布したほか、青森、弘前、八戸市内のコンビニエンスストアなどで張り出しや積み置きを行った。

 青森市のさくら野青森本店前では、東奥日報販売部員や販売店スタッフが配布。号外では、安倍元首相が被弾し路上に倒れた場面の写真などとともに、救急搬送された後に亡くなったことを伝えた。

 突然の訃報に号外を受け取った人々からは驚きの声が相次いだ。東京都から旅行で青森市を訪れていた男性(68)は「大ごとだ」と立ち止まり、「これからの日本を支えてくれる人だと思っていた。言葉にならない」と語った。市内の40代の主婦も「まさか日本で(銃による)こんな事件が起こるなんて」とショックを隠せずにいた。

 白昼堂々、大勢の聴衆が集まる前での銃撃だったこともあり、青森市内の会社員廣田賢一さん(52)は「SP(警護官)などいたはずなのに、ありえない。大きな功績があった人だろうし、亡くなってしまったのは日本にとっても痛手」、同じく市内の会社員女性(37)は「なぜ容疑者は犯行に及んだのか。目的が分からない」と戸惑いの表情を浮かべた。

 東奥日報社は同日、安倍氏が銃撃されたことを伝えるインターネット号外も発行した。